モニターの光に疲れた朝へ。デスクに小さな竹を置いて、心と仕事の「間」を取り戻す話

さわやかな朝 竹と暮らし

朝、デスクに座る前の、あのちょっとしたザワザワ。
コーヒーを入れて、ノートパソコンを開いて、
気づけば昨日のメモや書類がまだ散らばったまま。

なんとなく息が浅い。
深呼吸したいのに、胸の奥でひっかかるような感じ。

そんな時、ふと視線の端に見えるのが――
小さな竹の鉢。

手のひらサイズのそれが、何かを語るわけじゃないけど、
見ているうちに、不思議と空気が変わるんです。

朝日が差し込む森林の朝

「思考の窓」をひらく朝の時間

朝のデスクって、私にとっては“考える場所”というより、
心の状態を映す鏡みたいなものです。

コーヒーを置いた位置がずれていたり、
ペンが散らかっていたりするだけで、
なんだか頭の中までごちゃついて見える。

でも逆に、デスクの上がすっきりしていると、
思考がスッとまっすぐに流れていくのが分かる。

風水では、デスクは“気が巡り始める場所”といわれます。
心理学的に見ても、整った空間は集中力を高め、
判断力をクリアにしてくれる。

だから私は、朝一番にデスクの上を整えることを
「今日の心を整える儀式」だと思っています。

その時に欠かせないのが――竹。

煤竹を使った竹灯篭

小さな竹が作る“やわらかい境界線”

竹をデスクに置くようになったのは、
数年前、仕事で煮詰まっていた頃。

「視界に何か“自然の線”があるだけで、呼吸が深くなる」
そんな話を聞いて、試しに竹をひと鉢置いてみた。

最初は半信半疑でした。
でも、数日たつと、気づくんです。

朝、パソコンを開く前に竹を見る。
ただそれだけで、心が“整う”んです。

竹は、他の植物とちょっと違う。
幹が空洞で、風や光をまっすぐ通す。
どこか清らかで、無理をしない。

それなのに、凛と立っている。

そんな姿を見ていると、
“頑張らなきゃ”と張り詰めていた心が、
少しずつ「自然体」に戻っていくのを感じます。

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デスクに竹を置くときの「空気の変化」

竹をひと鉢置くだけで、空間が軽くなる。
これは本当に不思議。

たぶん、私たちが気づかないうちに感じている
“気の流れ”みたいなものが動くからなんでしょう。

風水的には、竹は「木」の気。
成長・発展・調和を象徴します。

だから私は、**デスクの左奥(東の方角)**に置いています。
そこは“発展”や“創造”を司る位置。
朝日が入る窓側なら、なおのこと気持ちがいい。

小さな竹でも十分です。
それがあるだけで、モニターの光が少しやわらかく見えて、
仕事に向かう気持ちも整います。

笹のはがよく映ってる

🌿 私の“竹デスク”の小さな習慣

① 朝、竹を見ながら3回深呼吸

パソコンを開く前に、竹を見て息を吸う。
吸うときに“新しい空気”、吐くときに“昨日の疲れ”。
それだけで、脳の中のスイッチがカチッと切り替わる気がします。

② 竹の葉を軽く撫でる

これは完全に私の癖なんですが、
竹の葉を指でなぞると、ひんやりして気持ちいい。
「今日もよろしく」って、声に出さずに話しかけるような感覚です。

③ デスクの左に置く

風水では左は“青龍位”、発展を意味する場所。
理屈抜きでも、なんとなく左側に緑があると安心するんです。
目を休ませる「緑の休符」みたいな役割もあります。

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竹がくれる“抜け感”とリズム

竹のすごいところは、通すこと
風も、光も、音も。

詰まりがちなデスクの上に竹があると、
目に見えない流れが戻ってくるような気がします。

パソコンやスマホの情報の渦の中にいても、
その小さな緑を見るだけで、
「よし、いったん流そう」って思える。

そして、また動ける。

竹のまっすぐな姿を見ていると、
自分の呼吸のリズムまで整ってくるんです。
たぶん、竹が“静かな流れ”を思い出させてくれるから。

草原にきれいなドレスを着た女性

香りで仕上げる「整う朝」

もし余裕がある朝なら、
竹の香りやグリーンティー系のアロマをほんの少し。

香りは“空間の呼吸”を変えます。
竹のような自然の香りは、自律神経を整えてくれる。
特に朝は、気持ちを静かに立ち上げる香りがいい。

コーヒーの香りと混ざるくらいがちょうどいいんです。
強すぎると、せっかくの朝の静けさが薄れてしまうから。


デスクに置く竹、どう選ぶ?

ラッキーバンブー(ドラセナ・サンデリアーナ)がおすすめ。
水耕栽培で手間がかからず、デスクでも育てやすいです。

私は透明のガラス瓶に白い小石を敷いています。
光を通して、見た目も涼やか。

水は2〜3日に一度替える。
葉のホコリを拭き取るとき、
なぜか自分の心までリセットされるように感じます。

本物の竹が難しいなら、竹素材の文房具やコースターでもOK。
手に触れるたびに、ほんの少し自然を思い出せます。

青々とした観音竹

竹がそばにあるだけで、仕事の“間”が変わる

現代のデスクワークって、
常に何かに追われてるような感覚がある。

でも、竹はそうじゃない。
焦らない。無理をしない。それでも成長を止めない。

その姿に、私はいつも励まされる。

忙しさに押し流されそうな日も、
竹を見ながら「大丈夫、焦らなくていい」って思える。
その一瞬で、仕事のリズムが少しやさしくなる。


🌸 まとめ ― 竹とともに、整う朝を

竹は、強くて、やわらかい。
まっすぐ伸びながらも、風に合わせてしなる。

そんな竹の姿は、
日々プレッシャーの中で頑張る私たちそのものです。

デスクに竹を置くと、
見えない“気”が巡り始めて、
心も空間もゆっくりと静まっていく。

朝、竹を見ながら深呼吸してみてください。

「今日は焦らず、丁寧に」

それだけで、きっと一日が変わります。

小さな竹の隣で、
あなたの仕事が、まっすぐに、清らかに伸びていきますように。🌿

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