竹は、はるか昔から地球とともに生きてきました。
恐竜がいた時代にもすでにその姿があり、
氷河期を越え、灼熱の大地でも根を張り続けてきた植物です。
森の木々が枯れても、竹は地下で静かに息をつなぎ、
数年後にはまた新しい芽を出します。
その強さと再生の早さゆえに、
古来の人々は竹を「生命の象徴」として身近に感じてきました。
風竹通信は、そんな竹を通して、
人の暮らしや文化、自然との関係をもう一度見つめ直すための場所です。
特別な知識はいりません。
ただ、日々の中で「気づかなかったもの」を見つけ、
それを生きる力に変えていく――
その小さな再発見を届けていきます。
🌿 理念 ― 「竹という現象を読む」
竹は、強くて、しなやかで、よくしなる。
風に逆らわず、流れを受け入れながらも、自分の芯を失わない。
そんな姿は、自然が長い時間をかけてつくり出した“調和のかたち”のようです。
風竹通信では、竹を通して、
日本の文化、信仰、暮らし、そして人の心の変化を見つめていきます。
竹の姿を通して、
「人はどうやって自然と折り合いをつけながら生きてきたのか」
その答えを少しずつたどっていきます。
🍃 伝えたいのは、「知識」よりも「気づき」
竹の中には空洞があります。
その空洞があるからこそ、風が通り、音が生まれる。
人の心にも、余白があるからこそ、
気づきや感動が生まれるのだと思います。
風竹通信では、
そんな“余白の中にある力”を探しています。
昔から続く行事の中に、
竹を使った暮らしの知恵の中に、
そして日常の小さな場面の中に――
人と自然が寄り添ってきた証が今も息づいている。
それを静かに見つけていくことが、
このサイトのテーマです。
🌾 運営の姿勢 ― 自然体で、長く
風竹通信は、決まった形式やペースにとらわれません。
季節の流れや心のリズムに合わせて、
感じたこと、伝えたいことを文章にしていきます。
大切なのは、「続けること」と「誠実であること」。
竹のように根を張り、焦らず、自然のサイクルに身を委ねながら、
長く続く場所を目指します。
🎋 結び ― 日常に息づく、竹の知恵
竹は、どんな土地にも根を下ろし、
光を求めてまっすぐに伸びていきます。
強くなろうとするのではなく、
ただ、自然の流れに従って生きている。
その姿に学ぶことは、きっとたくさんあります。
私たちもまた、環境に合わせて形を変え、
それでも自分らしく伸びていける。
風竹通信は、そんな“生きる知恵”を、
竹という存在を通して見つけ直すための場所です。